中央学院大学に対する小林勝さんの裁判闘争を支援する会
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●『小林勝20条闘争を支援する会』第3回総会を開催

 6月21日、都内において標記総会が開催され、およそ40名が結集した。

 中央学院大学(千葉県我孫子市)に30年近くにわたって非常勤講師として働いている小林勝さんは、専任教員との本俸その他の待遇差が労働契約法20条に違反するとして2016年11月から東京地裁に提訴してきた。この裁判は大学に勤務する数万人にのぼる非常勤講師の待遇改善を視野にいれた初めての裁判闘争だ。

 東京地裁の裁判長(途中で江原健志に交代)は、この裁判は小林勝の専任教員化によって和解解決されるべきとして、大学側に英断を求め続けてきたが、大学は2年余にわたって和解を拒否。そのあげく、本年1月に至り「1年間のみ正教授であったこととし、1年分の待遇差額を支払う代わりに、小林は本年3月をもって非常勤講師としても退職すること」等という、小林にとって屈辱的な、かつ小林を委員長とする労働組合を中央学院大学から一掃することを目指す「和解案」なるものを提示。原告はこれを拒否し、5月30日に判決となった。判決は原告の請求をすべて棄却するという不当なものであった。

 本総会では加藤晋介主任弁護士から、「本判決は被告大学側の形式論的主張を丸のみするもの」。また立場の弱い小林に対する大学側要人による虚偽の利益誘導発言(判決はこの点は認定)に翻弄されてきた小林勝の勤務実態、すなわち専任教員以上の授業コマ数を引受け担当してきた経緯を「自らが合意したからにすぎず」とするなど、実態論から逃げていること、などその不当性を明らかにした。

 総会ではまた、日本通運の無期転換逃れに対する闘いの報告などの連帯挨拶を受け、最後に小林勝は「非常勤講師組合は首切り雇止め反対の闘いに翻弄され、待遇改善の闘いにまで中々進めない」現状を紹介しつつ「非常勤講師が労契法20条違反の下に放置されていることの不当性を糺し続ける」と決意表明。東京高裁への控訴を確認し、更なる闘いの継続と拡大を誓い合った。

 なお本裁判の判決当日のもようは「レイバーネット日本」で、また判決に対するニュース速報版は会のHPで閲覧可能だ。





●我孫子駅北口宣伝行動

 2月1日、8時より我孫子駅北口において、中央学院大学非常勤講師小林勝さんの20条裁判闘争を支援する会で、駅頭宣伝とチラシ配布を行いました!

 「大学の講師のうち実に6割が非常勤講師で、年収200万円、専任教員の6分の1の苦しい実態!」「裁判所から大学へ、小林勝さんを専任教員にして解決を図ったら!?と促されても、大学側はこれを拒否するという、不遜な態度で許せない!早急に専任教員化すべき」等のアピールに「こんなに酷いとは!?」と話す若者や「頑張って!」と励ましてくれるご婦人もいて、用意した500枚のチラシが1時間足らずでなくなりました。

 次回は13日14時、我孫子駅北口で宣伝行動を行い、その後、当該組合と中央学院大学側との団体交渉を行います!この行動への参加をお願いします!!


支援する会事務局長 小林春彦





●中央学院大学9.24オープンキャンパス宣伝行動

 中央学院大学は、9月24日(日)オープンキャンパスが実施されました。

 当日は、11時30分から、街頭宣伝と共にJR我孫子駅前、中央学院大学玄関口の2箇所で、「市民の皆さん、高校生の皆さん!中央学院大学の実態を知っていますか!」のタイトルで作成したチラシを配布しました。




  「大学での非正規雇用の実態を社会に明らかにし、不当な差別を是正」することを市民と高校生の皆さんに訴えました。






中央学院大学に対する小林勝さんの裁判闘争を支援する会



中央学院大学9.24宣伝行動【裁判チラシ】
>>チラシをクリック<<

「小林勝20条闘争を支援する会」参加のお願い

 いま、全国の小・中・高等学校や大学そして予備校や塾では、大量の非常勤講師が働いています。生徒・学生から見れば、専任教員と何も変わらない「同じ」先生に見えるのですが、非常勤講師と専任教員の賃金その他の労働条件には雲泥の差があり、とても「同じ」先生とは言えません。
 専業非常勤講師は、国民年金や国民健康保険に自分で加盟して、その掛け金を、少ない給与から全額自分で払い込んでいるのです。日本の高等教育の約半分を担う大学非常勤講師の劣悪な待遇が、このまま放置されてよいわけがありません。
 同一の大学で専任並みのコマ数を担当している小林さんの「均衡待遇・均等待遇」を求める闘いに勝利することは、多くのコマ数を複数の大学で担当することを余儀なくされている全国の多くの専業非常勤講師の待遇の「不合理」や全国の大学の雇用責任を浮き彫りにすることになり、専業非常勤講師の待遇改善の闘いを強力に後押しすることになるもの、と確信しています。 多くの皆さまの「支援する会」への参加をお願いいたします。



中央学院大学に対する小林勝さんの裁判闘争を支援する会
 【略称=小林勝20条裁判を支援する会】


共同代表
  金子勝(立正大学名誉教授、憲法学)   嶋崎英治(三鷹市議)
  舘幸嗣(中央学院大学、民法)      森博行(弁護士)

弁護士
  加藤晋介、指宿昭一、内村涼子、河村健夫
  河村洋、早田賢史、山田大輔、吉田伸広

支援する会 事務局長
  小林春彦

賛同金
  ■個人 年間 一口 1,000円
  ■団体 年間 一口 3,000円
[郵便振込口座] 00140−4−603288 [加入者名] 小林勝さんを支援する会
*ニュース等をお送りしますので、メールアドレス、携帯電話の記載をお願いします。

お問い合わせ
  住所:東京都千代田区岩本町2-17-4 NS20 ビル1 階 労働運動センター内
  TEL 070 − 6576 − 2071  FAX  03-5820-2080
  メール: 20kobayashi20@gmail.com

結成集会の開催

 千葉県我孫子市にある中央学院大学に24 年間にわたり非常勤講師として働く小林勝氏は、昨年11 月に、労働契約法20 条(有期雇用と正規雇用との均衡待遇を定める)違反等を理由に、学院を東京地裁に提訴しました。この小林勝さんの裁判闘争を支援する会が発足し、4 月26 日に結成集会を開催

 4月26 日、18時30 分から東京都内で、「中央学院大学に対する小林勝さんの裁判勝利を支援する会」の結成集会が開催された。当日は、労働契約法第20 条で闘う労働組合(全労協・郵政ユニオン・全日建連帯・メトロコマース・各専労協・JAL争議団・お互いさま)が連帯と支援に駆けつけ55 人の結集があった。 集会は、津和代表代行の主催者あいさつ、結成に至る経過は、スライドと小林事務局長からの報告が行われ、闘いはこれからということが確認された。

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 記念講演は、裁判で8人の最強弁護団を率いる加藤晋介弁護士から「小林勝さん労 20条裁判闘争の意義と課題」と題して約30 分の講演があった。小林勝さんは、中央学院大学に年を越え非常勤講師として勤務をしてきた。 そのうちの大半を専任教員の義務的コマ数である5コマを越えて、週に6〜8コマを担当してきた。一大学で、このように多数のコマを長期間にわたって持たされることは例外的であり、小林勝さんは不当に差別され続けていた。

 週3日の出校で、月額給与は16 万円、年収は190万円、大卒の初任給にも及ばない。 今、全国の小・中・高等学校大学、そして予備校や塾で、大量の非常勤講師が働 いている。生徒・学生から見れば、専任講師と何も変わらない。「同じ」先生に見えるが、非常勤と常勤では、賃金その他の労働条件で雲泥の差がある。

 大学の専業非常勤講師の待遇は、劣悪で複数の大学の講義を掛け持ちで、何とかやりくりしているのが実態にある。 労契法20条裁判は、「社会に容認されている」を盾に「不当判決」が出ている。小林20 条裁判闘争は、こうした裁判所の誤りを正し、労働契約法20 条を社会に正しく定着させ、社会的差別をなくす闘いである。 「支援する会」は、会員拡大と闘いの強化で勝利しようと確認して閉会した。


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